こんな人生を40年続けるくらいなら、今すぐ辞めたほうがマシだ。

今でこそ、ヒット作となるAIツールを開発してきましたが、ほんの数年前、当時38歳の私は、システム会社で働く“ただの社畜”だった。
朝8時に出社して、夜11時に退社。 土曜日も「自主的に」出勤することが”当たり前”。 それでいて手取りは20万円ちょっと。
独特な蛍光灯の青白い光が照らすオフィスで、目の前のモニターを8時間、10時間、時には12時間も見つめ続ける。
納期に追われ、理不尽な仕様変更に耐え、クライアントからの無茶な要求を「技術的には難しいですが…やってみます」と笑顔で受け入れる。
それが私の仕事だった。
マジで、何のために生きてるんだ?
システムエンジニアとして入社した頃は、「手に職をつけられる」「将来性がある」なんて希望を持っていた。
…が、現実は違った。
ブラック企業特有の「やりがい搾取」と「残業代なし」の世界。
体調不良で休めば、「納期は待ってくれないぞ」と言われ、 有給を取ろうとすれば、「今は忙しいから無理だろ」と却下される。
吐き気がするほどのストレス。
慢性的な腰痛。
毎晩3時間しか眠れない不眠。
「このままじゃ死ぬ」
そう思った。
ある日の夜、実家に帰った時、母親にこう切り出した。
[私]「母さん、私もう限界なんだよ。毎日12時間働いて手取り20万。こんなの人生じゃない。副業でも始めて、いつか会社辞めたいんだ。」
[母]「まあ世の中そんなもんよ、ハハハ…みんな我慢してるんだから。」
[私]「我慢?我慢して何になるんだよ。このまま40年も会社に依存して生きろっていうのか?」
[母]「そんな言い方しなくても…」
[私]「「いい加減にしろ。」
私は部屋に戻り、ドアを閉めた。
…もう誰も分かってくれない。
この悔しい思いをきっかけに、この日の夜から私はネットであらゆる「副業」に興味を持って調べ始めた。
FX、株、アフィリエイト、せどり…
「どれなら私でも稼げるんだ?」
そうやって、私の副業人生が始まった。
失敗の連続
手始めにまずは「副業」とYahooで検索してみた。
FX、株、アフィリエイト、せどり…
どんなお金儲けが自分に合うかな?と考えてワクワクしたのを覚えている。
・・・しかし、調べれば調べるほど「何から開始していいのか訳わからんやんけ」
そんな中、私が最初に目をつけたのは「ブログアフィリエイト」だった。
「記事を書けば稼げる」 「初期投資が少ない」 「在庫を持たなくていい」
ネット上にはそんな魅力的な言葉が溢れていた。
「よし、これなら私でもできそうだ!」
私はすぐに教材を購入し、サーバーを契約し、WordPressをインストールした。
毎晩、会社から帰宅して夜中の1時、2時まで記事を書く日々が始まった。
…が、問題が発生した。
記事が書けない。
何を書けばいいのか分からない。 書いても書いても「これでいいのか?」という不安が消えない。 SEOキーワードって何?タイトルの付け方は?文章構成は?
頭の中がパニックだった。
それでも必死に書いた。
1記事2時間かけて、3時間かけて、何とか形にした。
しかし、アクセスは来ない。
Googleアナリティクスを見ても、1日のアクセスは「0」か「1」。
しかもその「1」は私自身だったりする。
「マジで何やってんだ…」
3ヶ月経っても、半年経っても、何も変わらない。
教材費はどんどん増えていく。 「この教材なら稼げる!」 「このツールがあれば効率化できる!」
そうやって気づけば50万円を教材に投資していた。
サーバー代も月々3,000円ずつ積み重なっていく。
そして何より辛かったのは、仕事後の投稿作業だった。
朝8時から夜11時まで働いて、帰宅してからブログを書く。
睡眠時間は3時間。 週末も記事を書く。
体がもたなかった。
慢性的な疲労。 頭痛。 吐き気。
そして、心も壊れていった。
「何のためにやってるんだ…」
「こんなに頑張ってるのに、誰も見てくれない…」
気づけば軽い鬱状態になっていた。
1年が経過した頃、私はブログを完全に放置した。
投資した金額:教材費50万円 + サーバー代3万円 = 約60万円。 得られた収益:0円。
「もうブログは無理だ…」
そんな絶望の中、私は次の手段に飛びついた。
仮想通貨のレバレッジ取引。
「ブログは時間がかかりすぎる。投資なら一発逆転できるかもしれない。」
そんな甘い考えだった。
仮想通貨は当時バブルの真っ只中。 「億り人」なんて言葉がネット上に溢れていた。
「私もこれで一気に稼いでやる!」
私は貯金の大部分をつぎ込み、レバレッジ取引を始めた。
最初は順調だった。
10万円が15万円になり、20万円になった。
「これは行けるぞ!」
調子に乗った私は、レバレッジを最大まで上げた。
…そして、たった1回の暴落で全てを失った。
800万円のマイナス。
面を見つめたまま、何も考えられなくなった。
「…終わった。」
会社の先輩にこの話をした時、こう言われた。
[先輩]「お前が起業?副業?やめとけやめとけwww 会社員が一番安定してるんだからさ。」
笑われた。
友人にも相談したが、誰も理解してくれなかった。
「なんでそんな無茶したの?」 「普通に働いてればよかったのに。」
孤独だった。
誰にも言えず、誰にも分かってもらえず、ただ借金だけが残った。
もう「アフィリエイト」しか頼れるアテが無い。
でも、記事は書けない…
そんな絶望の中、ある日、一通のLINEが届いた。